ありがとう
僕の大好きなユキヒョウのマイちゃんが、群馬のサファリパークに行ってしまうので
お別れをするために多摩動物公園に行って来ました。

いつものように放飼場をゆっくりと歩いたり岩の上に登ったりしているマイでした。
でも、生まれて1年9ヶ月を過ごしたこの場所を忘れないようにと、
彼女は一歩づつ確かめるように、かみしめるように歩いているのだと僕は思いました。
突然マイが足を止め、しきりに地面の臭いを嗅ぎはじめたのです。
一体そこに何を見つけたのでしょうか。

僕にはそれが何であるかすぐにわかりました。
それはマイの大好きな大好きなお母さん、ミユキの臭いを見つけたんです。
多摩の地を離れるために、もうだいぶ前にお母さんとは離されてお別れしました。
何故お母さんと別れなければならないのか、彼女は自分が遠いところに連れて行かれることを知るよしもありません。
それからというもの、マイはお母さんの姿を求めて放飼場の中を探し歩いたり、
遠くのほうを寂しそうな眼で眺めていたりしていたのを僕は何度も見ました。
しばらくすると彼女は大好きなお母さんの臭いが残っている地面に、頬ずりを何度も何度もしました。

それはまるで、彼女が明日にはここから旅立つことを知っているかのような光景でした。
大好きな母と生まれ育ったこの地面を愛おしむように....なんどもなんども....。

僕はマイの姿を撮りながら、涙があふれて仕方がありませんでした。
これからも君に会うことがあるとは思うけど、群馬はちょっと遠いなぁ〜
それに僕はサファリパークが苦手なんだよね。
だからあんまり会えないかもね。ごめんよ。
でも、僕は君がいつの日か多摩に戻って来てくれることを信じているんだ。
そのときは、きっと君も大好きなお母さん、ミユキと同じ立派な母さんさ。
そして君の可愛い子供たちを見せてくれるかい。
君と神戸にいるミュウの姉妹のような可愛らしい子供たちをね。

今日は君の優しい目の中に、大好きな多摩の空をしっかりと焼きつけるんだよ。
マイちゃん、想い出をいっぱい、本当にありがとう。
お別れをするために多摩動物公園に行って来ました。

でも、生まれて1年9ヶ月を過ごしたこの場所を忘れないようにと、
彼女は一歩づつ確かめるように、かみしめるように歩いているのだと僕は思いました。
突然マイが足を止め、しきりに地面の臭いを嗅ぎはじめたのです。
一体そこに何を見つけたのでしょうか。

それはマイの大好きな大好きなお母さん、ミユキの臭いを見つけたんです。
多摩の地を離れるために、もうだいぶ前にお母さんとは離されてお別れしました。
何故お母さんと別れなければならないのか、彼女は自分が遠いところに連れて行かれることを知るよしもありません。
それからというもの、マイはお母さんの姿を求めて放飼場の中を探し歩いたり、
遠くのほうを寂しそうな眼で眺めていたりしていたのを僕は何度も見ました。
しばらくすると彼女は大好きなお母さんの臭いが残っている地面に、頬ずりを何度も何度もしました。

大好きな母と生まれ育ったこの地面を愛おしむように....なんどもなんども....。

これからも君に会うことがあるとは思うけど、群馬はちょっと遠いなぁ〜
それに僕はサファリパークが苦手なんだよね。
だからあんまり会えないかもね。ごめんよ。
でも、僕は君がいつの日か多摩に戻って来てくれることを信じているんだ。
そのときは、きっと君も大好きなお母さん、ミユキと同じ立派な母さんさ。
そして君の可愛い子供たちを見せてくれるかい。
君と神戸にいるミュウの姉妹のような可愛らしい子供たちをね。

マイちゃん、想い出をいっぱい、本当にありがとう。
by bigtiger.s
| 2005-02-24 18:56
| 多摩動物公園